リサイクルハート 第4号
平成12年4月1日発行
当組合のロゴマークが決定致しました。
このマークはATUGIの頭文字の「A」と、
厚木市は毛利氏発祥の地であることから
毛利元就の「三矢の教え」をイメージし
市民・行政・組合の三者が協力してリサ
イクル活動を推進していきましょうという
意味が込められております。ロゴマーク
に負けないよう、リサイクル活動を行って
行きたいと思っております。
尚、第3号でのロゴマーク募集について
は、入選作品として次の方に記念品を贈ら
せて戴きます。
厚木市森の里 松井洋一さん
目次
平成12年度の環境行政について
資源循環型社会における今後の組合活動
みんなの力
リサイクル調査隊
資源分別回収方法変わる
コンテナの並べ方
平成12年度の環境行政について
厚木市環境部長 小瀬水 洋
はじめに、日頃からごみの処理・資源化につきましては、
「協同組合厚木市資源再生センター」の尾島理事長さんを
始め、組合員の皆様に多大なご指導、ご協力を賜っており
ますことに対し、厚くお礼申し上げます。
今さら申し上げるまでもなく、環境問題につきましては、
複雑かつ多様化してきておりまして、この対策に頭を痛め
ているのが現状であります。
このような状況ではありますが平成12年度の環境行政
につきましては、従来から進めております施策を充実する
とともに、新たな施策も導入いたしまして、環境行政に取
り組んでいきたいと考えております。
まず、新たな施策といたしましては、4月からペットボトル
と白色の食品トレーを資源の日にあわせ、全市で分別収集
する事になりました。このことにつきましては、上古沢の旧
焼却場跡地へ、平成10年度、11年度の2カ年継続事業
として、「厚木市資源化センター」(愛称「資源再生館」)を
建設して参りまして、4月から稼働することになりましたの
で、缶やびんとともに再資源化を図っていこうとするもので
ございます。
次に不法投棄の撲滅を目指して「不法投棄追放キャンペ
ーン」を実施する予定でおります。この事業につきましては
時期はまだ決まっておりませんが、市民の皆様や団体等に
協力をお願いし、山間部や道路、河川などを含む市内全域
に渡って一斉パトロールを実施し、不法投棄を撤去していき
たいと考えております。
3点目といたしましては、ごみ処理の広域化についてであ
りますが、神奈川県が「ごみ処理広域化計画」によって、県
内を9ブロックに分け広域的にごみの処理を図っていくという
方針の下に、本市は愛川町、清川村と「厚木愛甲ブロック
として位置づけられましたので、平成11年4月に、それぞれ
の自治体に担当者が一名ずつ配置され、準備に入ったところ
でありまして、今年度はこの担当者が中心となって、広域処
理システム等の検討を行うために、コンサルタントへ調査
研究を委託して、本格的な検討を始めることになっておりま
す。
4点目といたしましては、ソフト事業になりますが、地球温
暖化を進める温室効果ガスの削減や地域公害防止対策
の推進を図り、今日的社会的課題である環境問題に対応
していくために、環境保全実行計画を策定してまいります。
以上が、新たな施策の主なものでございますが、その他、
平成10年度から12年度までの3カ年継続事業として行っ
てまいりましたダイオキシン対策としての焼却炉の改修工事
が終了し、運転が再開されることになっております。
また、増え続けるごみの処理対策、権限移譲に伴う事務事
業の贈等々、色々な問題に対応していかなければなりませ
んが、「みんなでつくる、人と自然が共生した環境に優しい
まち」を目指して職員一同努力してまいりますので、今後とも
より一層のご指導、ご協力を賜りますようお願い申し上げ、
平成12年度の環境行政について述べさせて頂くとともに、
貴組合のますますのご発展を祈念申し上げます。
資源循環型社会における今後の組合活動
協同組合厚木市資源再生センター
理事長 尾島 忠
早いもので、当組合広報誌「リサイクルハート」も第4号の発行となり
ました。青年部の皆さんが日常業務をこなしながら、疲れた体で夜遅くまで何度も会合を重ねて仕上げた熱意と努力の結晶であることにまず心から御礼申し上げます。まだまだ工夫の余地があるかもしれませんが、リサイクル現場の生きた情報を多少でもお届けできたものと思っております。
お陰様で当組合も順調に5年を経過してまいりました。これも、山口市長さんをはじめ、市環境部、各種団体、企業の皆様の多大なるご指導、ご支援の賜と深く感謝いたしております。
さて、今月より「厚木市資源化センター」が稼働開始し、回収品目も
新たにペットボトル、白色食品トレーを加え、回収から選別加工までの
連動したシステムが動き出します。回収作業におきましても私達組合員の意志と責任と団結とを広く皆様にアピールするため、リサイクルのシンボルである「グリーン」を用いて、オーシャングリーンと白色のツートンカラーに組合の新しいロゴマークをつけた統一使用の新車両を今月から投入して、新しい年度に新しい気持ちで取り組む所存であります。
現在、本年度4月全面施行の「容器包装リサイクル法」をはじめ、様々な法律が矢継ぎ早に制定されていく状況にあります。今後、木、プラスチック、生ゴミ類もリサイクルの対象となって今や廃棄物はリサイクルの貴重な原料に変換されつつあり、近い将来、「廃棄物」という言葉は死語になるという話も聞かれるようになりました。
このような社会環境の変化に伴い、私たち組合も、業態を変換して次の時代に対応していく時期に来ています。
当組合の現在は、単に回収業務のみですが、まず第一に「厚木市資源化センター」の業務を是非受注し、私たちが長年提言してきた回収、選別、加工、出荷の効率よい一連のリサイクルシステムを厚木市とともに作りあげることであります。
次に、グリーンコンシューマー(緑の消費者)対象のリサイクル商品の製造販売、「エコショップ」の常設、「エコフェア」の開催等、循環型社会における事業を展開していきたいと考えております。
私は昨年、「神奈川県リサイクル産業団体連合会」の会長職を仰せつかり、その中で神奈川県環境農政部、神奈川県中小企業団体中央会をはじめ、様々な方達との交流や、「県央・湘南リサイクル研究会」での勉強会等を通じて得た知識と情報を当組合の運営に反映させ、ビビッドな
組合活動を推進していく所存であります。
敗戦の頃に比べ、生活は豊かになり、便利になり、衛生的になった反面、人間として大切なものを沢山失い、それが現在の社会のあらゆる面
に表れています。私は、私たちの仕事を通じて「物を大切にする心」を取り戻し、それがやがて他人への思いやり、社会の潤いにつながっていくのだと期待しております。
リサイクルが環境保護や資源保護の面だけでなく、「豊かな心」を取り戻すために役立つならば、それは、大いなる生きがいと、誇りと、そして喜びであります。
今後とも、厚木市をはじめ、市民の皆様、各種団体、企業の皆様には引き続き絶大なるご指導、ご支援を賜りまして、当組合が名実共に「資源再生センター」に成長するようお育て頂きたく、よろしくお願い申し上げます。
みんなの力 戸田下沖自治会
地区別資源回収は全市で開始されてから丸2年を経過しました。4月からはペットボトルと白色食品トレーの回収が加わり、新しい方式でスタートしました。今号では3自治会の方々にお話を伺いました。
平塚市に接し伊勢原市にも近い、市内でも一番南部にある戸田下沖自治会は、田や畑が広がる中の30世帯で構成されています。
古くからの家とその分家が大部分で、住民の皆さんがよくまとまり協力しあっている自治会です。
秋の市民体育祭には30世帯の構成でありながら、テント一杯の参加者があり、全員何らかの競技に参加するようにしているそうです。
地区別資源分別回収においても1世帯当たりの資源搬出量がずば抜けた多さで1ヶ月の1世帯平均の搬出量は34.78sです。
そこで自治会長の小菅達雄さんに伺いました。「搬出量が多い理由は、どんな事でも住民の皆さんが協力してやるという習慣があることによります。
1回世帯ずつの当番を決めて全世帯が交代でリサイクル推進委員を務めます。
当番は朝8時にコンテナを並べ、8時前に出された資源物を分別整理し、あとは8時30分まで立ち会い指導に当たりますが、資源物を出しに来た住民の方々は殆どが帰らずに8時30分までは当番の人と一緒に手伝っております。
時にはまだ出しに来ていない家に連絡をとったりすることもあります。
活動の中心は女性で、女性の皆さんのご協力が無ければとてもできません。本当に頭が下がります。」
近年人口の増加と共に、まとまりにくい傾向がありますが、本当に羨ましい自治会です。これも住民の皆様が自分の地域を大事にしているからだと思われます。
「市から戴く奨励金は自治会活動のために有効に使わせて頂いております。」
日頃のご協力本当にありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。
まつかげ台自治会
まつかげ台は、685世帯があり自治会結成25周年をすぎました。
地区別資源分別回収が平成9年9月に開始されましたが、すっかり定着しています。
ステーション数は19ヶ所で、36世帯に1ヶ所の割合で設置されています。
回収量は1ヶ月平均で15.8sと多い方です。
岡庭宏光自治会長に伺いました。
「自治会の組織は会長、副会長がいますが、副会長の1人が環境担当となっております。
その下に環境部長がおり、さらに班長(約12世帯で1班)の中から数人の環境担当を置いて
事に当たっております。
毎月1回開催される定例会には班長以上が出席するのですが、ここで市からの連絡事項や
資源回収についての署注意などが話し合われます。
地区別資源分別回収はすっかり定着していて、回収日には班長さんの中の当番が朝7時に
コンテナを並べると家へ帰ります。
以後8時30分まではリサイクル推進委員はついていませんが、住民の皆さんがすっかり
分別方法を飲み込んでいるので、ほぼ完全に分別して出してくれます。」
20年以上住んでいるご家庭が大部分という環境の中で、しかも自治会の皆様が熱心に
取り組んでおられるからこそ出来る事なのでしょうが、正に理想的な運営です。
温水第一自治会
1月の末の今冬一番の冷え込みの朝、温水第一自治会に伺わせていただきました。
120世帯の構成で、2ステーションを設け地区別資源分別回収にあたっております。
自治会の副会長さん2人がそれぞれのステーションの担当を努めると共に、各ステー
ションに環境整備部長さんを配置しています。
リサイクル推進委員は全世帯で交代に担当する事になっており、1回2世帯ずつの
年間交代表を作成しています。
ユニークなのは「当番駒」という大きな将棋の駒に「資源の日」を書いて回収終了後
プレートと一緒に次の当番に回しています。
「資源の日」には、担当の副会長さん、環境整備部長さんと当番のお2人が朝7時に
出てコンテナを並べプレートをつけます。
それから朝の8時までの1時間、立ち会い指導をしながら資源物が多い場合は一緒に
分別しています。
勿論、自治会長さんも2つのステーションを掛け持ちで指導しておられます。
自治会長の吉岡文夫さんは
「平成9年11月に地区別資源分別回収が開始されてから約2年半経過しましたが、
その間の経験から立ち会いは7時から8時までとするのが一番効果的だという結論を
得て実行しています。
当番は1世帯年1回ないし2回回ってきますが、朝の大変忙しい時間帯にご婦人の
皆さんが出て下さるのには感謝しております。」
地域ごとに少しずつ事情、状況の違いはありますが、それぞれの状況に合わせて
工夫をしておられる様子に感銘しました。
特にどこの自治会でもご婦人が活躍されており、ご婦人の協力なしにこの事業は成り
立たないと痛感しました。これからも宜しくお願い致します。
ここでも市からいただく奨励金は自治会の諸活動に有効に活用しているとのことです。
資源回収量は1ヶ月平均1世帯当たり12.82sで、住民の皆さんの協力が高い数字
に表れております。
地区別資源回収量
平成11年7月から12月までの1ヶ月平均、1世帯当たりの回収量
(この時点では1世帯当たりの平均回収量のみの報告でした)
相川地区
5.45s
厚木北地区
5.53s
厚木南地区
7.99s
依知北地区
8.62s
依知南地区
12.78s
荻野地区
8.53s
小鮎地区
10.14s
玉川地区
10.11s
南毛利地区
7.77s
南毛利南地区
7.44s
緑ヶ丘地区
4.14s
睦合北地区
5.73s
睦合南地区
8.21s
森の里地区
18.87s
全市平均
8.12s
リサイクル調査隊 Vol.2
食生活の変化に伴い、現在では日本人1人が1ヶ月に消費する
食用油脂は1リットル前後に及ぶと言われています。
廃食油は、生活排水に流すと水質汚濁を進行させることになる
ので、固めてから燃えるゴミとして処分するなどの工夫がされてき
ました。しかし、一歩進めて廃食油を資源として活用している例を
今回ご紹介いたします。
厚木市では、廃食油の回収を年間3回(2月、6月、11月)
実施しています。
現在では約30の市内の団体等の協力により廃食油が集
められており、1回当たりの回収量は3,935リットルに及
びます。
(平成12年2月実績)
廃食油回収事業
回収された廃食油は、油脂再生業者に搬入されます。
ここでは事業の一環として、様々なルートで回収された
廃食油をリサイクルしています。
回収された廃食油は、原料として加熱精製された後に
豚脂、牛脂などと配合され、飼料用油脂として製品化さ
れます。
株式会社 鈴木油脂
伊勢原市石田798
油脂再生業者
飼料用油脂は、商社を介して飼料メーカーへと渡ります。
ここで更に加工され、配合飼料として生まれ変わります。
廃食油は、この他にも消費者団体等を中心とした、廃食
油から石鹸を作る試み等様々な形で再利用されています。
技術の進歩やリサイクルネットワークの広がりによって、
今後さらなる可能性を秘めた資源であるといえます。
株式会社 ジャパンフィード
茨城県鹿島市
飼料メーカー
ネットビジネスの展望・可能性
去る2月2日に厚木市総合福祉センターにおいて、神奈川県
中小企業団体中央会主催による「企業経営におけるインター
ネットの活用策」と題した講習会が開催され、資源再生センタ
ー青年部メンバー全員が興味深く受講した。
当日は、講師として株式会社石井フスマ内装の代表取締役
石井章雄様、並びに横浜サポートオフィス代表橋山和加子に
お越し頂き活用する企業側及びホームページを制作し企業を
サポートする制作側のお話をそれぞれ伺った。
実際にホームページを立ち上げ営業戦略に活用されている
石井社長は、近年住宅に使われている襖が使い捨て状態な
のを思い、再利用出来る素材で作ろうと関連メーカーに呼び
かけ「エコふすま」という新商品を開発し、ネットを通じて広く
PRされている。その取り組み姿勢に共感する企業も多く大口
の受注に結びついている。との事だった。
各企業や個人からの依頼でホームページの制作を請け負
っておられる橋山社長は、前出の「エコふすま」推進ネット
ワークのホームページも手掛けられた方で、パソコンの急速な
普及に依るネットビジネスの有効性、可能性について解り易く
お話していただいた。また、制作する上で一番重要視する事
柄は、「何を伝えたいのか」というコンセプトだという。その意
志を明確にすることで的確な情報を提供することが出来るの
だ。
資源再生センターとしても、来るべき21世紀を見据えホー
ムページ開設に向けて準備する事になった。ネット上で皆様
とお逢いできる日を楽しみにしています。
「エコふすま」推進ネットワーク
資源分別回収方法変わる
地区別資源分別回収が全市で開始されて2年を経過しました。
この間市民の皆様のご協力により、分別回収は確実に定着し
てきましたが、この2年間の経験を生かしての一部分別方法の
手直しと新たにペットボトルと白色食品トレーを加えた分別回集
が4月1日から始まりました。
@ペットボトル
新たに加わったペットボトルは飲料、酒類及びしょう油用のみで
中身を洗浄し、キャップを取り外し、つぶして出してください。
A白色食品トレー
白色の発泡スチロール製食品トレーのみで、色、柄付きの物
魚箱、電化製品等に使われる緩衝材、カップ状の物は出せま
せん。
(平成14年4月からは、色、柄つきの食品トレーも回収してい
ますが、電化製品等に使われている緩衝材や、魚箱、カップ
状の物等は現在も回収しておりません。ご注意下さい)
B紙類、布類
従来と変わりがありません。従来どおり新聞紙、雑誌、段ボ
ール、牛乳パックの分類でそれぞれひもでしばって出してくだ
さい。
C缶類
従来はアルミとスチールを分けて出していただいていました
が、これからは混合のまま出すことになりました。この度完成
した「厚木市資源再生センター」に持ち込んでから機械で選別
します。
Dびん類
従来は5種類に分けていましたが、これからは(1)透明、
(2)茶、(3)緑・青・黒色等、(4)生きびんの4種類に分別
する事になりました。
特に気を配っていただきたいのは、スプレー缶、ガスボンベ
で、使い切ってから穴を開け、中央の部分をつぶして出して
いただくことです。
☆ペットボトル、白色食品トレー、缶類、びん類いずれも買い
物袋等から出し、別々の網かご又はコンテナに入れて下さい。
袋は持ち帰り、燃えるゴミの日に出して下さい。
☆コンテナの表示と並べ方
従来使っていたプレートは廃止し、コンテナ又は網かごに
直接品目を表示してあります。表示してあるコンテナが一杯
になった場合は隣の無印のコンテナに入れて下さい。