市民と協同組合厚木市資源再生センターを結ぶ情報誌
リサイクルハート 第2号
平成11年4月1日発行
「厚木市資源再生センターからの提案です」
地区別資源分別回収が全市で開始されて1年が過ぎました。
4月からはモデル地区として、森の里1丁目から5丁目の5自治会
と金田上部、中部、東部の3自治会で不燃物と資源物の同時回収が
始まります。
「厚木発未来へ」をテーマに、市民の皆様と共に地球環境を守り、
住み良い厚木市の構築に向かって、「共に考え、共に実行」して
いきましょう。
オフィス町内会の紹介
厚木市資源再生センターでは事業の一つとしてオフィス町内会の
紙資源回収を行っております。
「オフィス町内会」とは
オフィス町内会とは各事業所がタイプ紙、模造紙、新聞紙、ダンボール、
雑誌などの古紙類を「資源の再利用」を目的に分別してストックし、当組合が
周期的に巡回収集するシステムです。
「町内会参加企業」
現在の参加企業は、次の15社です。
(平成11年4月時点)
◆青山学院大学 ◆キャノン(株) ◆栗田工業(株) ◆(株)メイテック
◆日製産業(株) ◆(株)富士通研究所 ◆全国信用金庫連合会
◆(株)エコー ◆(有)榎本電建 ◆神奈川新聞社 ◆東京砥石(株)
◆東京電力(株) ◆東京プラント建設(株) ◆(株)トーカイ
◆(株)日本インテック
リサイクルへの取り組み
厚木市において「オフィス町内会」は、平成6年5月に森の里地区で
スタートしました。当初から中心になってまとめてくださった栗田工業(株)
の環境管理委員会事務局長 川津正次郎氏と、総務課 中司辰郎氏に
お話を伺いました。
★オフィス町内会を立ち上げる前には、リサイクルに対してあまり関心が
ありませんでした。
特に当社では量が少なかったので、産業廃棄物処理業の方にごみと
一緒に取りに来ていただいておりました。
ところが、古紙の値段が下がってきて業者から「1回に回収する量を
増やして、回収回数を減らしたい」と言われました。
当社は資源の保管場所が狭いので、やむをえず一般廃棄物として処分
したり、近隣の子供会に寄付したりしました。
企業がリサイクルの資源を子供会に出すのはおかしいとの社内の声も
あり考えていたところ、厚木市から少量の古紙しか出ない企業を巡回して
回収するオフィス町内会方式があるとの話を聞き、これに賛同しました。
当社以外にも同じ悩みを持っている会社があるのではないかと考え、
近隣の会社に話をしたところ賛同する事業所が続々とでてきました。
一方いろいろな疑問も出されました。例えば回収費の問題、資源の出し
方、回収日等でした。
そこで、厚木市環境部と(協)厚木市資源再生センターの説明会を開き
理解を深めました。
このようにしてオフィス町内会はスタートしたわけですが、これに参加した
ことにより、社内にリサイクル推進の機運が高まりました。お陰で、経費も
低減することになり、喜んでおります。
当組合ではオフィス町内会へ多くの事業所が参加されますよう、願ってお
ります。ご連絡は事務局まで。
電話 046−290−3590
プラスチックを油に変える技術
ハイプラスチック油化還元装置見学
平成12年4月から容器包装リサイクル法の完全施行により、紙製容器
及びプラスチック製容器包装がリサイクルの対象になります。今回はプラ
スチックのリサイクル方法として有望視されている《油化》の技術について
学ぶため長野市稲葉にある研究開発メーカーの油化装置を見学させて頂
きました。
プラスチックの油化ということで、その技術からかなり大規模な装置を想像
していましたが思ったよりコンパクトにまとめられ、省スペース化が図られて
いました。
処理能力は1日500sで、プラスチックの材質にもよるがほぼ同量の油が
できるということです。
さて、どうしたらプラスチックが油に変わるのでしょうか。この装置を研究開
発された吉村社長にお話を伺ってみました。
◇この装置の仕組みについて教えて下さい
◆まず一定の大きさまで細かくしたプラスチックを投入口に入れてバーナーの熱で
溶かしガス化させます。そのガスを冷却すると油になるんです。熱焼却処理と違って
ダイオキシンの発生もほとんど無いし、できた油もこの装置の燃料に再利用してい
ます。油の品質を均一に保つには投入段階での徹底分別が必要ですね。
◇今まではプラスチックの処理方法として焼却・埋立が主流でしたが、新しい技術に
よって地球環境に優しい再利用ができそうです。ありがとうございました。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
今回の施設見学は「秦野市伊勢原市資源事業協同組合」の主催によるもので、お誘い
に便乗する形で実現しました。かねてより環境問題に取り組まれている小泉晨一氏を始め
組合員の皆様には大変お世話になりました。おかげさまで有意義な一日をすげせましたこと
厚く御礼申し上げます。
舞鶴市リサイクルプラザ見学
当組合では、昨年10月18,19日に総勢19名で舞鶴市リサイクルプラザを見学した。
この施設は舞鶴市が分別収集した資源物の処理のために約三十億四千万円の総工費
で建築し、平成10年3月に竣工したもので、施設内の各機器の稼働状態を集中監視コン
トロールする中央操作室を始め最新の設備を備えた施設であった。
これは厚木市で建設中の資源化センターにあたるもので、舞鶴市環境対策室・管理係長
湯汲秀史市の説明を聞き、資源化センターの運営方法についても研修を積んできた。
施設の概要
敷地面積 約12000u
建築面積 2283u(工場棟)
952u(プラザ棟)
288u(ストックヤード棟)
処理能力 40t/5h
○破砕系 24.4t/5h
○空缶系 2.9t/5h
○プラスチック容器系 12.7t/5h
みんなの力
地区別資源分別回収が厚木市全域で始まり、この3月で1年が経ちました。この間市民の皆様の
ご協力、みんなの力によって着々とこの制度が根付いてまいりました。
この1年間の経験をふまえ、平成11年度は、一部のモデル地区でペットボトル、食品トレーの回収
及び、不燃物と資源の同時回収が始まります。
このモデル地区の経験を参考に、将来厚木市全域の回収方法が検討されることを考えると、この
1年も非常に大切な年といえます。
今回は、依知北地区の新開自治会の自治会長でもあり、リサイクル推進委員の大塚光明さんのお宅
におじゃまして、お話を伺いました。
◇新開自治会は4箇所の集積所があり、いつもきれいに集めて頂いていますが、何か秘訣でもあるんですか?
◆わりとまとまりのある自治会なので、秘訣というほどのことはしておりませんが、1集積所に2人の推進委員
を置き、前半と後半に分けて交代で7時から8時30分まで立ってもらうと同時に、自治会便りなどで皆さんに協力
を呼びかけています。
◇では、困ったことや苦労していることはありますか?
◆皆さん朝早くから資源物を出すので、大変かと思うのですが、まれに曜日、時間、ルールを守ってくれない人
がいます。この様な時は、一時保管してから回収日に運ぶんです。
寒い朝など特に大変なんですよ。推進委員は年輩者が多いですからね。(頭が下がります)
また、びん類の色分け、缶類の分別、新聞紙などの結束など、特に協力してもらいたいです。自治会便りでPRして
いますが、自治会に入っていない人に徹底できないのも悩みの一つです。
以前市議会だよりか何かで見たのですが、奨励金が将来無くなると聞いたのですが、推進委員の方の中には、個人
で手袋や結束用のビニールテープなどを買っている人もいるんです。(またまた頭が下がります)
◇新開自治会の皆様ご協力ありがとうございました。これからも組合一同、より良い資源回収に努力していきたいと
思っておりますので、よろしくお願いいたします。
「官公需適格組合証明」更新
「官公需についての中小企業の受注の確保に関する法律」に基づいて、官公需の受注に対し意欲的であり、
かつ受注した案件は、十分に責任を持って納入できる経営基盤が整備されている組合で有ることを中小企業庁
(中央産業局)が証明する制度である「官公需適格組合証明」を当組合は平成10年12月24日に更新しました。
第一回の証明は、平成8年12月24日に受け、今回これを更新したもので、期間は平成12年12月24日まで
の2年間です。
これにより、名実共に国及び地方自治体の事業の委託を受ける資格を持った組合と認められた訳です。
現在、厚木市から「地区別資源分別回収」を始め多数の業務の委託を受けていますが、組合員一同更に研究、
努力を重ね市民の皆様のご期待に応えていきたいと考えております。
編集後記
●市民の皆様のご期待に添えるよう、青年部一同一丸となって編集しました。一人でも多くの人に読んで頂けたら
と思っています。(新坂)
●初めて編集に加わり、企業の方々や自治会の皆様の考えを直接聞くことができました。(長澤)
●資源分別回収、難しく考えずに気軽に参加してみませんか。取材にご協力頂いた皆さん、ありがとうございました。
(柳川)
●大変でした。これからもリサイクルに関する事を、分かりやすく伝えていければ。(松尾)
●慣れないことばかりでしたが、大変勉強になりました。(井上正)
●いよいよ21世紀、リサイクル時代の到来です。更に努力しがんばっていきます。(井上清)
●地球環境保護に一役買います。(長谷川)
●青年部といえども、いつかは老人。今この時を精一杯生きてこそ。「リサイクルハート」第2号のため頑張ってくれた
13人の仲間に感謝いたします。(対馬)